先日の永松先生の養生講座(アドバンス)では中国で古くから
伝わる五禽戲の一つ虎戯を教えていただきました。
五禽戲とは後漢末に華佗が考案したとされる導引術で、
虎、鹿、熊、猿、鳥の5つの禽獣の動きを真似た動気功だそうです。
虎劇は五行では水に属し腎の働きに作用し、
骨や関節を鍛え、下半身の臓器を活性化する作用があるそうです。
虎の動きを真似てるだけあって、優雅さの中に力強く
ダイナミックな動きがあるのが印象的です。
これを通してできるようになるとかっこいいでしょうね。
五禽戲もとても興味深いんですが、
最近動きに連動させて呼吸をすることが、
とても気持ちがいいんです。
初めの頃は動きやポーズばかり集中して、
呼吸を動きに合わせるというのがなかなか難しいのですが、
最近は呼吸にも集中できて、呼吸と動きが合わせられるようになってきました。
きっと呼吸も以前より深くできるようになってきたんだと思います。
動きと呼吸が連動してできてくると、呼吸がどんどん深くなってきて、
体と心が呼吸を通じて、一体化するような感覚になってきます。
他のことは何も考えず、自分の呼吸と体の感覚だけを感じる。
道具も何も使わず、こんなに気持ちよく満ち足りた気持ちになれる
呼吸って、すごいですね。
( 筆者 : 今波乃衣 )
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