金澤先生による「大阪医療技術学園専門学校」での本年度・第2回目のセミナーが、12月14日に行われました。
参加者の中には国家試験を控えた学生さん達も多く、また、次週に勉強会が控えている一の会・年会員の方々もお見えでした。
参加者の誰もが、時間の経過と共に教室内に充満していった鍼灸臨床に対する熱気のお陰で、気持ちの良い時間を過ごされたのではないでしょうか。
内容としては「原穴診」が取り上げられました。
まずは『霊枢:九鍼十二原第一』における原穴の意味付けを確認し、その後で数名ごとに班となり、原穴診の習熟に取り組んでいきました。
原穴診は、診察手段として実用的であると同時に、鍼灸師としての指先の使い方や「ツボ」というものの触り方などを磨いていくトレーニング法としても、格好の材料となります。
講師の金澤先生の補佐として、私・稲垣や弟弟子の三谷も指導を担当いたしました。
私は、初心者が原穴の虚実を実感していくために必要なコツを中心に助言して参りましたが、金澤先生の方向からは、あらゆる道の達人たちが行っている所作についての解説が聞こえてきたりしていました。
鍼灸の道、あるいは東洋医学の道において、現在、迷いや行き詰まりを感じている方には、ぜひ一度、一の会代表の金澤秀光先生とお話し頂き、目の前の雲や霧が散っては消える快感を味わって欲しいと願っております。
また、このような場を提供し続けてくださっている東洋医療技術教員養成学科ならびに奈良上眞先生に、鍼灸に生きる一人として、御礼を申し上げたいと思います。
どうもお世話になりました。
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