いおり鍼灸院スタッフの三谷です。
今回の養生講座は、初めて参加される方が多かったのもあり、以前にも行った船漕ぎ運動を
復習しました。
船漕ぎ運動は、文字通り船を漕ぐ動作なのですが、腕の力だけで漕ぐのではなく丹田を軸とした体重移動がポイントとなります。
単純な動作なのですが、これを日常生活の動作に用い、常に体全体を意識しながら行うと疲れ方が全然違うと実感しています。
現代人は、思考が優先し、身体感覚がおろそかになっているので、どうしても重心が高くなっています。
何気ない丹田呼吸や気をおろした体の使い方は、現代人はほとんどできていないです。疲れやすいのも、当然のように感じます。
少しでもこの体の使い方を感覚として理解できると、自分で意識して練習することができるので、鍼灸師であれば同じ鍼をしても、不思議と効果がより高まります。しかもどれだけ集中しても疲れません。
一般の人であっても仕事の効率が上がるだけでなく、身体の軸を意識していると、対人関係も楽に意思疎通が行えます。
健康食品やサプリメントを摂る人が多いですが、自分自身の呼吸や身体感覚を意識して生活を送ることこそが、本当の健康につながるように、僕は感じます。
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自分の体と心の軸をしっかりと構築し、身の回りの様々な出来事に対応することが大切なのだなと、段々と分かるようになってきました。
実際に永松先生に触れて頂くと、こちらの気を感じ取ってくださり、僕自身の気の置き所を自覚しやすいように導いてくださいます。
リアルに体の使い方が、からだの感覚を通して伝わってくるのですごくわかりやすいです。
人間は解剖学的な機械システムではないので、実際に触れて感じることこそが大事です。
まずは、自分の軸をしっかりと感じ取れるようになり、その上で身体感覚に任せる。
あらゆることに通じることなのだと分かるのですが、これがなかなか・・・
丹田に重心を置くことが習慣になるまで コツコツと続けるのが一番の近道ですね。
( 筆者 : 三谷知範 )
次回の養生講座は11/7金澤先生による呼吸瞑想です。
ご興味のある方はHPよりお問い合わせください。
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