頭部二行は、所謂足太陽膀胱経の頭頂部周辺の経穴五箇所が記載されている。
五処 此れを以て諸々の陽気の熱、衄、善く嚏り、風にて頭痛み、汗出で、寒熱を癃み、脊強 み、頭反り重き、を泻す。
承光 風にて眩し、頭痛み、歐かんと欲し、煩心、青盲にして遠く視るに明らかならざる、を 主どる。
通天 頭痛み、項痛く、倒れ伏し、鼻の穴塞がり、鼽衄し、喘ぎ息して 通ぜざる、を主どる。
絡却 脳風にて眩し、頭痛み、癲疾にて、伏し倒れ、目盲に、茫忽として楽しまず、狂走し瘛 瘲する、を主どる。
玉枕 汗出でず、悽厥(せいけつ。四肢から末端に向かって冷えていくこと)、悪寒し、癲疾 の後倒れ、骨痛み、頭項悪しく、悪風 (脳卒中)にて、嘔吐し、目内の系、急 に痛む、を主どる。
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