152.陽明病 234条・235条 桂枝湯・麻黄湯 2018.05.29 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二三四条】 陽明病、脉遲、汗出多、微惡寒者、表未解也、可發汗、宜桂枝湯。二十一。 陽明病、脉遲、汗出ずること多く、微惡寒する者は、表未だ解(げ)せざるなり、汗を發すべし、桂枝湯に宜し。二十一。 ... つづきを見る
150.陽明病 230条 小柴胡湯 病毒の動き 2018.05.29 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二三〇条】 陽明病、脇下鞕滿、不大便而嘔、舌上白胎者、可與小柴胡湯。上焦得通、津液得下、胃氣因和、身濈然汗出而解。十七(用上方)。 陽明病、脇下鞕滿(こうまん)し、大便せずして嘔し、舌上白胎(はくた... つづきを見る
149.陽明病 229条 小柴胡湯 2018.05.28 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二九条】 陽明病、發潮熱、大便溏、小便自可、胸脇滿不去者、與小柴胡湯。方十六。 陽明病、潮熱を發し、大便溏(とう)し、小便自(おのずか)ら可(か)なり、胸脇滿ちて去らざる者は、小柴胡湯を與う。... つづきを見る
148.陽明病 228条 梔子豉湯 2018.05.27 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二八条】 陽明病、下之、其外有熱、手足温、不結胸、心中懊憹、飢不能食、但頭汗出者、梔子豉湯主之。十五(用前第十一方)。 陽明病、之を下し、其の外に熱有り、手足温(おん)にして、結胸せず、心中懊憹(... つづきを見る
147.陽明病 225条 四逆湯と大承気湯 2018.05.26 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二五条】 脉浮而遲、表熱裏寒、下利清穀者、四逆湯主之。方十四。 脉浮にして遲、表熱し裏寒し、下利(げり)清穀する者は、四逆湯之を主る。方十四。 陽明病篇に四逆湯証が記述されているのは、なぜなの... つづきを見る
146.陽明病 223・224条 猪苓湯 2018.05.25 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二三条】 若脉浮、發熱、渴欲飲水、小便不利者、猪苓湯主之。方十三。 若し脉浮、發熱、渴して飲水せんと欲し、小便不利する者は、猪苓湯(ちょれいとう)之を主る。方十三。 この条文も221条の第一... つづきを見る
145.陽明病 221・222条 誤治と梔子豉湯 2018.05.24 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二一条】 陽明病、脉浮而緊、咽燥、口苦、腹滿而喘、發熱汗出、不惡寒反惡熱、身重。 若發汗則躁、心憒憒(公對切)反讝語。若加温鍼、必怵惕煩躁不得眠。 若下之、則胃中空虛、客氣動膈、心中懊憹。舌上胎者... つづきを見る
144.220条 二陽の併病 宜大承気湯 2018.05.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二〇条】 二陽併病、太陽證罷、但發潮熱、手足漐漐汗出、大便難而讝語者、下之則愈、宜大承氣湯。十(用前第二方)。 二陽の併病、太陽の證罷(や)みて、但だ潮熱を發し、手足漐漐(ちゅうちゅう)として... つづきを見る
143.219条 四逆湯証と白虎湯証の鑑別 2018.05.22 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 四逆湯と白虎湯に現れる口渇と腹満について、腹証奇覧翼の記載を手掛かりにして鑑別点を探ってみます。 下図は陽明経証、白虎湯証の腹診図です。 また下図は少陰病・四逆湯証の腹満です... つづきを見る
142.219条 三陽の合病・白虎湯 2018.05.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二一九条】 三陽合病、腹滿、身重、難以轉側、口不仁、面垢(又作枯一云向經)、讝語、遺尿。發汗、則讝語、下之則額上生汗、手足逆冷。若自汗出者、白虎湯主之。方九。 三陽の合病、腹滿し、身重く、以って... つづきを見る
141.陽明病 214条 転気 小承気湯 2018.05.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二一四条】 陽明病、讝語、發潮熱、脉滑而疾者、小承氣湯主之。 因與承氣湯一升、腹中轉氣者、更服一升。 若不轉氣者、勿更與之。明日又不大便、脉反微濇者、裏虛也、為難治、不可更與承氣湯也。六(用前第二方... つづきを見る
140.陽明病 213条 小承気湯 2018.05.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二一三条】 陽明病、其人多汗、以津液外出、胃中燥、大便必鞕、鞕則讝語、小承氣湯主之。若一服讝語止者、更莫復服。五(用前第二方)。 陽明病、其の人汗多く、津液外に出で、胃中燥くを以て、大便必ず鞕す。鞕... つづきを見る
139.陽明病 212条 大承気湯 2018.05.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二一二条】 傷寒若吐、若下後不解、不大便五六日、上至十餘日、日晡所發潮熱、不惡寒、獨語如見鬼狀。 若劇者、發則不識人、循衣摸牀、惕而不安(一云順衣妄撮怵惕不安)、微喘直視、脉弦者生、濇者死。 微者... つづきを見る
138.陽明病 209~211条 轉失氣 大・小承気湯 2018.05.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二〇九条】 陽明病、潮熱、大便微鞕者、可與大承氣湯。不鞕者、不可與之。 若不大便六七日、恐有燥屎、欲知之法、少與小承氣湯、湯入腹中、轉失氣者、此有燥屎也、乃可攻之。 若不轉失氣者、此但初頭鞕、後必溏... つづきを見る
137.陽明病 208条 大承気湯と小承気湯 2018.05.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二〇八条】 陽明病、脉遲、雖汗出不惡寒者、其身必重、短氣、腹滿而喘、有潮熱者、此外欲解、可攻裏也。手足濈然汗出者、此大便已鞕也、大承氣湯主之。 若汗多、微發熱惡寒者、外未解也(一法與桂枝湯)。其熱不... つづきを見る