活動報告ー1月臨床講座 2018.01.30 活動報告 筆者 : 金澤秀光 1月28日(日)、小雪が舞う中、今年度第9回目の臨床医学講座を行いました。 今回はすべて治療実技を行う予定でしたが、少し遅れる受講生さんを待つ間、座長・稻垣先生に何か今ホットな話題をしてください!... つづきを見る
31.太陽病(上)29条 疑桂枝湯証と壊病(2) 2018.01.30 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 さて、元々の病態に、桂枝湯を与えてさらに発汗させると、下肢が冷え上がり(厥)、清陽も上らないので口中に唾が出なくなり(咽中乾)、手足を動かしもだえ苦しむ煩躁が現れ、吐き気や嘔吐するようになると書かれ... つづきを見る
30.太陽病(上)29条 擬似桂枝湯証と壊病(1)脚攣急 2018.01.29 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 この条文は、桂枝湯証によく似た証を誤治し、壊病となってしまった証とその対処法について書かれています。 文章が長い上に、対処法の四方剤が挙げられていますので、何部かに分けて解説していきます。 【二九... つづきを見る
29.太陽病(上)28条 桂枝去桂加茯苓白朮湯 2018.01.28 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二八条】 服桂枝湯、或下之、仍頭項強痛、翕翕發熱、無汗、心下滿微痛、小便不利者、桂枝去桂加茯苓白朮湯主之。方十五。 桂枝湯を服し、或は之を下し、仍(な)お頭項強痛し、翕翕(きゅきゅう)として發熱し、... つづきを見る
28.太陽病(上)桂枝二越婢一湯(3)再考 2018.01.27 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 前回の投稿で、越婢湯は、内熱傾向の人が風湿の外邪に侵され、上半身を中心に浮腫が現れた病態に用いられると考えられることを述べて参りました。 そこで元に戻って、27条の桂枝二越婢一湯を再考することにし... つづきを見る
27.太陽病(上)桂枝二越婢一湯(2)越婢湯 風水 2018.01.26 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 桂枝二越婢一湯を理解するために、今回は越婢湯証をみてみます。 <金匱要略・水気病脉証并治23条> 風水、悪風、一身悉腫、脉浮、不渇、続自汗出、無大熱、越婢湯主之。 風水、悪風し、一身ことごとく... つづきを見る
26.太陽病(上)27条 桂枝二越婢一湯(1)熱多く寒少なし 2018.01.25 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二七条】 太陽病、發熱惡寒、熱多寒少、脉微弱者、此無陽也。不可發汗、宜桂枝二越婢一湯 太陽病、發熱惡寒し、熱多く寒少なく、脉微弱なる者は、此れ陽無きなり。發汗すべからず、 桂枝二越婢一湯(けいしにえ... つづきを見る
25.太陽病(上)26条 白虎加人参湯方意 2018.01.24 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔白虎加人參湯方〕 知母(六兩)石膏(一斤碎綿裹)甘草(炙二兩)粳米(六合)人參(三兩) 右五味、以水一斗、煮米熟、湯成去滓、温服一升、日三服。 知母(ちも)(六兩)石膏(一斤、碎(くだ)き綿もて裹(... つづきを見る
活動報告ー1月基礎講座 2018.01.23 活動報告 筆者 : 金澤秀光 歳が明け、新たな気持ちで今年最初の基礎講座を行いました。 学生の皆さんは試験中ということもあり、今回は欠席者が目立ちましたが、新しい内容が盛りだくさんとなりました。 まずは斬り込み隊長を買っ... つづきを見る
人参について(1) 2018.01.23 筆者 : 金澤秀光 薬能 薬用人参について調べてみると、なかなかこれが厄介だと気が付いたのはここ最近のことです。 一口に人参といっても、竹節人参、御種人参、田七人参と、筆者が知りうるだけでも三種類あります。 しかも修治(... つづきを見る
24.太陽病(上)26条 白虎加人参湯 煩渇 2018.01.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二六条】 服桂枝湯、大汗出後、大煩渴不解、脉洪大者、白虎加人參湯主之。方十三。 桂枝湯を服し、大いに汗出でたる後、大いに煩渴して解せず、脉洪大なる者は、白虎加人參湯(びゃっこかにんじんとう)之を主る... つづきを見る
22.太陽病(上)24条 桂枝湯と鍼 2018.01.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二四条】 太陽病、初服桂枝湯、反煩、不解者、先刺風池、風府、却與桂枝湯則愈。十一(用前第一方)。 太陽病、初め桂枝湯を服し、反って煩し、解(げ)せざる者は、先ず風池、風府を刺し、却って桂枝湯を與... つづきを見る
21.太陽病(上)23条 (2)桂枝麻黄各半湯 読み飛ばし文の解説 2018.01.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 前回の続きです。 前回読み飛ばした条文を解説します。 以下にもう一度削った文を三つに分けて書き足してみますね。 太陽病、得之八九日、如瘧狀、發熱惡寒、熱多寒少、其人不嘔、清便欲自可、一日二... つづきを見る
20.太陽病(上)23条(1)桂枝麻黄各半湯 痒みと小発汗 2018.01.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二三条】 太陽病、得之八九日、如瘧狀、發熱惡寒、熱多寒少、其人不嘔、清便欲自可、一日二三度發。脉微緩者、為欲愈也。脉微而惡寒者、此陰陽倶虛、不可更發汗、更下、更吐也。面色反有熱色者、未欲解也、以其... つづきを見る
19.太陽病(上)22条 桂枝去芍薬加附子湯 2018.01.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二条】 若微寒者、桂枝去芍藥加附子湯主之。方九。 若し微寒する者は、桂枝去芍藥加附子湯(けいしきょしゃくやくかぶしとう)之を主る。方九。 〔桂枝去芍藥加附子湯方〕 桂枝(三兩去皮)甘草(... つづきを見る