52.太陽病(中)43条~45条 桂枝加厚朴杏仁湯~桂枝湯 2018.02.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 43条桂枝加厚朴杏仁湯については、以下の稿で解説済みですので、以下のリンクをご覧ください。 18.太陽病(上)17条~19条桂枝加厚朴杏仁湯 (リンク、貼っております) 【四四条】 太陽病、外... つづきを見る
51.太陽病(中)42条 外証と桂枝湯 2018.02.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【四二】 太陽病、外證未解、脉浮弱者、當以汗解、宜桂枝湯。方十二。 太陽病、外證(がいしょう)未だ解(げ)せず、脉浮弱の者は、當(まさ)に汗を以って解(げ)すべし、桂枝湯に宜し。方十二。 短い条文で... つづきを見る
50.太陽病(中)41条 服湯已 小青竜湯 2018.02.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【四一】 傷寒、心下有水氣、欬而微喘、發熱不渴。 服湯已、渴者、此寒去欲解也、小青龍湯主之。十一(用前第十方)。 傷寒、心下に水氣有り、欬(がい)して微喘(びぜん)し、發熱して渴せず。 湯を服し已(お... つづきを見る
49.太陽病(中)40条 小青龍湯(4)薬剤吟味 2018.02.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 今回は小青龍湯で新たに出てきた薬剤の解説にとどめます。 細かく見るときりがないので、ざっくりと参ります。 ①桂枝・麻黄辛温で表を解きます。 ②細辛・乾姜・半夏辛温で裏の水と痰を動かします。 ... つづきを見る
48.太陽病(中)40条 小青龍湯(3)「或~」の兼症病理 2018.02.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【四〇】 傷寒、表不解、心下有水氣、乾嘔、發熱而欬、或渴、或利、或噎、或小便不利、少腹滿、或喘者、小青龍湯主之。方十。 傷寒、表解(げ)せず、心下に水氣有り、乾嘔(かんおう)し、發熱して欬(がい)し、... つづきを見る
47.太陽病(中)40条 小青龍湯(2)水と痰の混在 2018.02.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【四〇条】 傷寒、表不解、心下有水氣、乾嘔、發熱而欬、或渴、或利、或噎、或小便不利、少腹滿、或喘者、小青龍湯主之。方十。 傷寒、表解(げ)せず、心下に水氣有り、乾嘔(かんおう)し、發熱して欬(がい)し... つづきを見る
46.太陽病(中)40条 小青龍湯(1)金匱の記述 2018.02.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【四〇】 傷寒、表不解、心下有水氣、乾嘔、發熱而欬、或渴、或利、或噎、或小便不利、少腹滿、或喘者、小青龍湯主之。方十。 傷寒、表解(げ)せず、心下に水氣有り、乾嘔(かんおう)し、發熱して欬(がい)し、... つづきを見る
45.太陽病 39条 乍有輕時 大青龍湯 2018.02.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三九】 傷寒、脉浮緩、身不疼、但重、乍有輕時、無少陰證者、大青龍湯發之。 傷寒、脉浮緩、身疼(いた)まず、但だ重く、乍(たちま)ち輕き時有り、少陰の證無き者は、大青龍湯之を發す。 この条文の矛... つづきを見る
44.太陽病(中)38条 大青龍湯(2)越婢湯加桂枝杏仁 2018.02.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 まずは大青龍湯の方剤構成を見てみます。 〔大青龍湯方〕 麻黄(六兩去節)桂枝(二兩去皮)甘草(二兩炙)杏仁(四十枚去皮尖)生薑(三兩切)大棗(十枚擘)石膏(如雞子大碎) 右七味、以水九升... つづきを見る
43.太陽病(中)38条 大青龍湯(1) 2018.02.11 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三八】 太陽中風、脉浮緊、發熱、惡寒、身疼痛、不汗出而煩躁者、大青龍湯主之。 若脉微弱、汗出惡風者、不可服之。服之則厥逆、筋惕肉瞤、此為逆也。大青龍湯方。 太陽中風、脉浮緊、發熱、惡寒し、身疼痛し、... つづきを見る
42.太陽病(中) 37条 太陽病、十日以去 2018.02.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三七】 太陽病、十日以去、脉浮細而嗜臥者、外已解也。設胸滿脇痛者、與小柴胡湯。脉但浮者、與麻黄湯。七(用前第五方)。 太陽病、十日を以て去り、脉浮細にして嗜臥(しが)する者は、外已(すで)に解(げ)... つづきを見る
41.太陽病(中) 36条 太陽と陽明の合病 2018.02.09 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三六】 太陽與陽明合病、喘而胸滿者、不可下、宜麻黄湯。六(用前第五方)。 太陽と陽明の合病、喘(ぜん)して胸滿する者は、下すべからず、麻黄湯に宜し。 太陽と陽明の合病ですので、邪の勢いが非常に強... つづきを見る
40.太陽病(中) 35条 麻黄湯 2018.02.08 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 これまでは、主に以下の太陽中風について論述されていました。 【二条】太陽病、發熱、汗出、惡風、脉緩者、名為中風。 この35条麻黄湯証は、以下の太陽傷寒の条文を前提にして論じられたものです。 【... つづきを見る
39.太陽病(中)34条 葛根黄芩黄連湯(2) 2018.02.07 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 喘ぎと自汗の病理を理解するために、黄連と黄芩の薬能から解いて参ります。 黄連気味苦寒燥湿清熱 薬徴:心中煩悸を主るなり。傍ら心下痞、吐下、腹中痛を治す。 増補薬能:心熱を去る。 黄芩... つづきを見る
38.太陽病(中)34条 葛根黄芩黄連湯(1) 2018.02.06 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三四】 太陽病、桂枝證、醫反下之、利遂不止、脉促(促一作縱)者、表未解也。喘而汗出者、 葛根黄芩黄連湯主之。方四。 太陽病、桂枝の證、醫反って之を下し、利遂に止まず、脉促の(促一作縱)者は、表未だ... つづきを見る