115.太陽病(下)155条 附子瀉心湯 2018.04.24 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一五五条】 心下痞、而復惡寒、汗出者、附子瀉心湯主之。方十八。 心下痞して復た惡寒し、汗出づる者は、附子瀉心湯(ぶししゃしんとう)之を主る。方十八。 【一五六条】 本以下之、故心下痞、與瀉心湯。痞不... つづきを見る
活動報告ー4月 臨床医学講座スタート 2018.04.23 活動報告 筆者 : 金澤秀光 好天に恵まれた4月22日、大阪・南森町にあります大阪医療技術学園専門学校の教室をお借りして、2018年度の臨床医学講座が始まりました。 午前中は、稻垣座長による時事講義。 三年間に渡るある... つづきを見る
114.太陽病(下)153・154条 大黄黄連瀉心湯 2018.04.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一五三条】 太陽病、醫發汗、遂發熱、惡寒。因復下之、心下痞。 表裏倶虛、陰陽氣並竭、無陽則陰獨。 復加燒鍼、因胸煩、面色青黄、膚瞤者、難治。 今色微黄、手足温者、易愈。 太陽病、醫汗を發すれども、遂... つづきを見る
113.太陽病(下)152条 十棗湯方剤吟味 2018.04.22 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔十棗湯方〕 芫花(熬)甘遂大戟 右三味、等分、各別擣為散。以水一升半、先煮大棗肥者十枚、取八合、去滓、内藥末。強人服一錢匕、羸人服半錢、温服之。平旦服。若下少病不除者、明日更服、加半錢。得快下利... つづきを見る
112.太陽病(下)152条 十棗湯 2018.04.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一五二条】 太陽中風、下利、嘔逆、表解者、乃可攻之。其人漐漐汗出、發作有時、頭痛、心下痞鞕滿、引脇下痛、乾嘔、短氣、汗出不惡寒者、此表解裏未和也、十棗湯主之。方十六。 太陽の中風、下利、嘔逆(おうぎ... つづきを見る
111.太陽病(下)149条 半夏瀉心湯と小柴胡湯 2018.04.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔半夏瀉心湯方〕 半夏(半升洗)黄芩乾薑人參甘草(炙各三兩)黄連(一兩)大棗(十二枚擘) 右七味、以水一斗、煮取六升、去滓、再煎取三升、温服一升、日三服(一方用半夏一升)。須大陷胸湯者、方... つづきを見る
110.太陽病(下)149条 半夏瀉心湯 2018.04.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四九条】 傷寒五六日、嘔而發熱者、柴胡湯證具、而以他藥下之、柴胡證仍在者、復與柴胡湯。 此雖已下之、不為逆、必蒸蒸而振、却發熱汗出而解。 若心下滿而鞕痛者、此為結胸也、大陷胸湯主之。 但滿而不痛者... つづきを見る
109.太陽病(下)147条 柴胡桂枝乾姜湯 2018.04.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四七条】 傷寒五六日、已發汗而復下之、胸脇滿微結、小便不利、渴而不嘔、但頭汗出、往来寒熱、心煩者、此為未解也。柴胡桂枝乾薑湯主之。方十三。 傷寒五、六日、已(すで)に汗を發して復た之を下し、胸脇滿... つづきを見る
活動報告ー4月 2018年度 基礎講座スタート 2018.04.17 東洋医学講座 活動報告 筆者 : 金澤秀光 先日4/15、あいにくの雨の中ではありましたが、今期も『鍼道一の会』は新しい会員様をお迎えしてのスタートを切りました。 午前中は、参加者の皆様の現時点での「終始」を順次ご披露して頂きました。... つづきを見る
108.太陽病(下)146条 柴胡桂枝湯 2018.04.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四六】 傷寒六、七日、發熱、微惡寒、支節煩疼、微嘔、心下支結、外證未去者、柴胡桂枝湯主之。方十二。 傷寒六、七日、發熱、微惡寒(びおかん)、支節(しせつ)煩疼(はんとう)、微嘔(びおう)、心下支結... つづきを見る
107.太陽病(下)145条 如見鬼狀者 2018.04.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四五】 婦人傷寒、發熱、經水適来、晝日明了、暮則讝語、如見鬼狀者、此為熱入血室。 無犯胃氣、及上二焦、必自愈。十一。 婦人傷寒、發熱し、經水(けいすい)適(たまた)ま来り、晝日(ちゅうじつ)は明了... つづきを見る
106.太陽病(下)144条 熱入血室 小柴胡湯 2018.04.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四四条】 婦人中風、七八日續得寒熱、發作有時、經水適斷者、此為熱入血室、其血必結、故使如瘧狀發作有時、小柴胡湯主之。方十。 婦人中風、七、八日續いて寒熱を得(え)、發作時有り、經水(けいすい)適(... つづきを見る
105.太陽病(下)143条 刺期門 2018.04.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四三条】 婦人中風、發熱惡寒、經水適来、得之七八日、熱除而脉遲、身涼、胸脇下滿、如結胸狀、讝語者、此為熱入血室也。當刺期門、隨其實而取之。九。 婦人中風、發熱惡寒し、經水(けいすい)適(たまた)ま... つづきを見る
104.太陽病(下)141条 文蛤散まとめ 2018.04.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 さて、昏迷に昏迷を重ねながら5回シリーズでここまでやってきましたが、ここで一旦まとめまして、後は読者諸氏のコメントを期待したいと思います。 下記の条文、間違いであると思われるところを赤字にしていま... つづきを見る
103.太陽病(下)141条 寒実結胸 白散方 2018.04.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 今回から、寒実結胸、三物小陥胸湯証に入って参ります。 大陥胸湯は、水熱互結の結胸でした。 三物小陥胸湯の方剤は、記されていませんし<金匱要略>にも記載がありません。 欠損しているのか、それとも... つづきを見る