24.太陽病(上)26条 白虎加人参湯 煩渇 2018.01.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二六条】 服桂枝湯、大汗出後、大煩渴不解、脉洪大者、白虎加人參湯主之。方十三。 桂枝湯を服し、大いに汗出でたる後、大いに煩渴して解せず、脉洪大なる者は、白虎加人參湯(びゃっこかにんじんとう)之を主る... つづきを見る
22.太陽病(上)24条 桂枝湯と鍼 2018.01.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二四条】 太陽病、初服桂枝湯、反煩、不解者、先刺風池、風府、却與桂枝湯則愈。十一(用前第一方)。 太陽病、初め桂枝湯を服し、反って煩し、解(げ)せざる者は、先ず風池、風府を刺し、却って桂枝湯を與... つづきを見る
21.太陽病(上)23条 (2)桂枝麻黄各半湯 読み飛ばし文の解説 2018.01.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 前回の続きです。 前回読み飛ばした条文を解説します。 以下にもう一度削った文を三つに分けて書き足してみますね。 太陽病、得之八九日、如瘧狀、發熱惡寒、熱多寒少、其人不嘔、清便欲自可、一日二... つづきを見る
20.太陽病(上)23条(1)桂枝麻黄各半湯 痒みと小発汗 2018.01.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二三条】 太陽病、得之八九日、如瘧狀、發熱惡寒、熱多寒少、其人不嘔、清便欲自可、一日二三度發。脉微緩者、為欲愈也。脉微而惡寒者、此陰陽倶虛、不可更發汗、更下、更吐也。面色反有熱色者、未欲解也、以其... つづきを見る
19.太陽病(上)22条 桂枝去芍薬加附子湯 2018.01.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二二条】 若微寒者、桂枝去芍藥加附子湯主之。方九。 若し微寒する者は、桂枝去芍藥加附子湯(けいしきょしゃくやくかぶしとう)之を主る。方九。 〔桂枝去芍藥加附子湯方〕 桂枝(三兩去皮)甘草(... つづきを見る
18.太陽病(上)21条 桂枝去芍薬湯ー胸満 2018.01.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二一条】 太陽病、下之後、脉促(促一作縱)、胸滿者、桂枝去芍藥湯主之。方八。 太陽病、之を下したる後、脉促(そく)(促を一つは縱と作す)、胸滿する者は、桂枝去芍藥湯(けいしきょしゃくやくとう)之... つづきを見る
17.陽病(上)20条 桂枝加附子湯 2018.01.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二〇条】 太陽病、發汗、遂漏不止、其人惡風、小便難、四肢微急、難以屈伸者、桂枝加附子湯主之。方七。 太陽病、發汗し、遂に漏れ止まず、其の人惡風し、小便難、四肢微急(びきゅう)し、屈伸... つづきを見る
16.太陽病(上)17条~19条 桂枝加厚朴杏仁湯 2018.01.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 この17条~19条は、後人の覚書が紛れ込んだものと思われます。 筆者は初学の頃、この条文を恐れて桂枝湯を服用できませんでした。 この条文に記されていることは、おそらく桂枝湯を服用して実際に生... つづきを見る
15.太陽病(上)16条 隨證治之 2018.01.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 16条から19条は、おそらく後人の覚書が紛れ込んだものだと思います。 それでも16条は、大切なことを伝えていると思いますので、少し解説します。 【一六条】 太陽病三日、已發汗、若... つづきを見る
14.太陽病(上)15条 合病と併病 桂枝上衝 2018.01.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 太陽病篇には、いきなり少陽病・陽明病・少陰病などが出てきます。 条文の数が、太陽病に最も多いのはこのためです。 (テキストの目次を見てくださいね) これは、太陽病位から一気に病位が落ちた... つづきを見る
13.太陽病(上)桂枝加葛根湯と葛根湯 2018.01.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 桂枝加葛根湯と葛根湯の共通点とその違いを明確にすると、どのように鍼治療に生かせるか・応用するのかが見えてきます。 もう少し詳しく論じてみたいと思います。 桂枝加葛根湯と葛根湯の共... つづきを見る
12.太陽病(上)13条~14条 桂枝加葛根湯 2018.01.11 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一三条】 太陽病、頭痛、發熱、汗出、惡風、桂枝湯主之。方二(用前第一方)。 太陽病、頭痛、發熱、汗出で、惡風するは、桂枝湯之を主る。方二(前の第一方を用う)。 この条文中には、12条とは違って悪... つづきを見る
11.太陽病(上)桂枝湯の方意 2018.01.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 方剤の中身を俯瞰しますと、甘味の剤が2味、辛味の剤が2味、酸味の剤が1味ですね。 ここからは、筆者のイメージですので、みなさまどうぞご意見くださいね。 酸味芍薬で気を中焦に集め(主に陰気)結び... つづきを見る
9.太陽病(上)12条~14条と中医の八綱について 2018.01.08 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 前回の桂枝湯方、いかがでしたでしょうか。 2条太陽中風証は、中医学では表寒虚。 3条太陽傷寒証は、表寒実と規定されています。 筆者が初学の頃、太陽中風証は、中医学では「調和衛営」と習いまし... つづきを見る
8.太陽病(上)桂枝湯方の意訳 2018.01.07 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 桂枝湯方は長いので、今回は薬剤の意訳に留めます。 12条と併せて、この桂枝湯方をしっかり読み込まれると、後々の湯液の作り方や服し方から見えてくるものがあります。 エキス剤を服用する場合も、この桂... つづきを見る