性を養う(3)養形第三① 2015.12.01 医心方 筆者 : 永松周二 養形第三の始めは、<黄帝内経・素問四気調神大論篇第二>からの抜粋です。ここから始めに出てくる養生要集の部分までが、養形篇のダイジェスト的な役割を担っています。即ち、形を養う事の大まかな指標につ... つづきを見る
性を養う(2)谷神第二 2015.11.21 医心方 筆者 : 永松周二 養生篇第二は谷神と題されています。谷神とは文中に出てくるように、身体の神である心を養う事です。大體第一は総論であり、ここから各論に入っていきます。先ずは老子の道経から神についての定義がなされ、史... つづきを見る
性を養う(1) 大體第一④ 2015.11.19 医心方 筆者 : 永松周二 養生篇大體第一の最後は、神仙について、嗜欲について、抱朴子、荘子、呂氏春秋、顔氏家訓です。顔氏は「周礼」や「春秋左氏傳」を伝える家に生まれ、北齋、北周、隋に仕えたとされる人です。どれも養生の大切さ... つづきを見る
性を養う(1)大體第一③ 2015.11.16 医心方 筆者 : 永松周二 性を養う(1)大體第一③仲長統は、後漢末期の学者、昌言二十四篇を著したそうですが現存していません。一部でもこういうのが残っているのが又、医心方の良さですね。素問・異方法宜論第十二では、五つの方角... つづきを見る
性を養う(1)大體第一② 2015.11.14 医心方 筆者 : 永松周二 ここからは幾つかに分けて訳します。今回は文子、養生要集(その中で引用されている中経)、少有経、彭祖の引用です。文子の引用では、養生の順番、基本を唱え、養生と欲望との関係性をはっきりとさせています。... つづきを見る
性を養う(1)大體第一① 2015.11.13 医心方 筆者 : 永松周二 本日ふとしたことから、医心方巻二十七養生に目が行き、大體第一を読んでフェイスブックに掲げ、流れでブログに書くことになった為、自力ではなく望月学先生、槇佐知子先生の両先人が書かれた書き下し及び訳を参考... つづきを見る
一源三岐論と開・合・枢理論の応用・・・列欠穴と後谿穴 2015.10.24 一源三岐論 筆者 : 金澤秀光 ここに至るまでに、一源三岐論と開・合・枢理論について詳細に述べてきた。筆者が、この二つの理論を併せてどのように臨床に応用しているのかを述べます。衝脉主治穴・・・公孫穴の使い方については、すでに本... つづきを見る
開・合・枢理論(3)・・・足の三陰の機能面から 2015.09.15 筆者 : 金澤秀光 開・合・枢理論 足三陰は、一源三岐理論の任脈をその長とし、任脈の機能を足三陰に分けて認識したのが開・合・枢理論である。開である足太陰は、水穀の精微を全身に巡らせるので、気血生化の源である。合である足厥陰は、血を... つづきを見る
開・合・枢理論(2)・・・足の三陽の機能面から 2015.09.14 筆者 : 金澤秀光 開・合・枢理論 原文を通読するとわかるように、この開・合・枢理論は、足の三陰・三陽について述べられてはいるが、手の三陰・三陽には触れられていない。 一源三岐理論と重ねてみると、足の三陰三陽と一源三岐理論... つづきを見る
開・合・枢理論について(1)・・・広明と太衝の指し示すもの 2015.09.10 筆者 : 金澤秀光 開・合・枢理論 開・合・枢理論について・・・広明と太衝の指し示すもの人体を空間的に認識する方法として、三部九候論とはまた異なった視点を提供しているのが、<素問・陰陽離合論>に記されている「開・合・枢」理論である... つづきを見る
一源三岐について(3)・・・衝脈 2015.09.08 一源三岐論 筆者 : 金澤秀光 いよいよ一源三岐論も、いよいよ最後の衝脉に入ってきました。 まず文献を一読して注目すべきは、衝脉の特徴を「五臓六腑の海」「十二経の海」「血海」と表現し、五臓六腑のすべては、この衝脉から気血を受... つづきを見る
一源三岐について(2)・・・督脈 2015.09.06 一源三岐論 筆者 : 金澤秀光 督脈については、以下の3文献の中で<素問・骨空論>の記載は複雑ではあるが、臨床的には非常に示唆的である。 ここで注目していただきたいのは、督脈が目の内眥から起こって走行している部位が、まさに足太陽... つづきを見る
一源三岐について(1)・・・任脈 2015.09.05 一源三岐論 筆者 : 金澤秀光 一源三岐説は王叔和(おうしゅくか・3世紀)によって立てられた説であるが、臨床学の基礎概念として重要であるため、順を追ってまとめてみたい。 一源三岐の一源とは、腎の陰陽の気のことであり、三岐とは... つづきを見る
瞑想するということ(3) 2015.05.23 呼吸瞑想について 筆者 : 金澤秀光 瞑想を通じて、自分の感情や浮かんでくるイメージの中に素直に入っていくと、自我意識の根底には、不安と恐れが存在することが自覚できる。この不安と恐れは、自分が世界から分離された状態‐孤独として意識され... つづきを見る
瞑想するということ(2) 2015.04.28 呼吸瞑想について 筆者 : 金澤秀光 自宅近くの花壇にて自分と思っている自我は、本来存在しないものである。自我というものは、この世に生れ落ちた環境の観念を、自らのものとするところから始まる。生れ落ちた土地の気、周囲が使っている言語や... つづきを見る