109.太陽病(下)147条 柴胡桂枝乾姜湯 2018.04.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四七条】 傷寒五六日、已發汗而復下之、胸脇滿微結、小便不利、渴而不嘔、但頭汗出、往来寒熱、心煩者、此為未解也。柴胡桂枝乾薑湯主之。方十三。 傷寒五、六日、已(すで)に汗を發して復た之を下し、胸脇滿... つづきを見る
活動報告ー4月 2018年度 基礎講座スタート 2018.04.17 東洋医学講座 活動報告 筆者 : 金澤秀光 先日4/15、あいにくの雨の中ではありましたが、今期も『鍼道一の会』は新しい会員様をお迎えしてのスタートを切りました。 午前中は、参加者の皆様の現時点での「終始」を順次ご披露して頂きました。... つづきを見る
108.太陽病(下)146条 柴胡桂枝湯 2018.04.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四六】 傷寒六、七日、發熱、微惡寒、支節煩疼、微嘔、心下支結、外證未去者、柴胡桂枝湯主之。方十二。 傷寒六、七日、發熱、微惡寒(びおかん)、支節(しせつ)煩疼(はんとう)、微嘔(びおう)、心下支結... つづきを見る
107.太陽病(下)145条 如見鬼狀者 2018.04.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四五】 婦人傷寒、發熱、經水適来、晝日明了、暮則讝語、如見鬼狀者、此為熱入血室。 無犯胃氣、及上二焦、必自愈。十一。 婦人傷寒、發熱し、經水(けいすい)適(たまた)ま来り、晝日(ちゅうじつ)は明了... つづきを見る
106.太陽病(下)144条 熱入血室 小柴胡湯 2018.04.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四四条】 婦人中風、七八日續得寒熱、發作有時、經水適斷者、此為熱入血室、其血必結、故使如瘧狀發作有時、小柴胡湯主之。方十。 婦人中風、七、八日續いて寒熱を得(え)、發作時有り、經水(けいすい)適(... つづきを見る
105.太陽病(下)143条 刺期門 2018.04.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四三条】 婦人中風、發熱惡寒、經水適来、得之七八日、熱除而脉遲、身涼、胸脇下滿、如結胸狀、讝語者、此為熱入血室也。當刺期門、隨其實而取之。九。 婦人中風、發熱惡寒し、經水(けいすい)適(たまた)ま... つづきを見る
104.太陽病(下)141条 文蛤散まとめ 2018.04.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 さて、昏迷に昏迷を重ねながら5回シリーズでここまでやってきましたが、ここで一旦まとめまして、後は読者諸氏のコメントを期待したいと思います。 下記の条文、間違いであると思われるところを赤字にしていま... つづきを見る
103.太陽病(下)141条 寒実結胸 白散方 2018.04.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 今回から、寒実結胸、三物小陥胸湯証に入って参ります。 大陥胸湯は、水熱互結の結胸でした。 三物小陥胸湯の方剤は、記されていませんし<金匱要略>にも記載がありません。 欠損しているのか、それとも... つづきを見る
人参について(2) 2018.04.11 筆者 : 金澤秀光 薬能 前回ブログ、人参について(1)から随分と日にちが経ってしまいました。 薬用ニンジン、薬徴では、心下が非常に堅く緊張している「心下痞鞕」を主冶するとあります。 これらを併せて単味の独参湯が「大病・久... つづきを見る
102.太陽病(下)141条 文蛤散(4)類聚方広義 文蛤散と五苓散 2018.04.11 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 今回は、<類聚方広義>の以下のように、五苓散の注釈から141条を見てみます。 「病が陽にあって冷水で治そうとした云々のところは、誤治によって変証となったものである。 P5129条 傷寒... つづきを見る
101.太陽病(下)141条 文蛤散(3)文蛤湯と大青龍湯 2018.04.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 <類聚方広義>の文蛤散の注釈のところでは、「文蛤散は文蛤湯に作るべし」と述べられています。 そして文蛤湯と五苓散の注釈にその意図するところが述べられています。 文蛤湯は、<金匱要略・嘔吐噦下利病... つづきを見る
100.太陽病(下)141条 文蛤散(2) 2018.04.09 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 前回の投稿で、141条の病理はすでに述べていますので、文蛤散について述べます。 文蛤中薬名海蛤殻ハマグリの殻中薬学:鹹寒清肺化痰軟堅散結利水消腫新古方薬嚢:内に熱がこもりた... つづきを見る
99.太陽病(下)141条 文蛤散(1) 2018.04.08 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一四一条】 病在陽、應以汗解之。反以冷水潠之。 若灌之、其熱被劫不得去、彌更益煩、肉上粟起。 意欲飲水、反不渴者、服文蛤散。 若不差者、與五苓散。 寒實結胸、無熱證者、與三物小陷胸湯(用前第六方)。... つづきを見る
98.太陽病(下)138条 小陥胸湯 2018.04.07 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一三八条】 小結胸病、正在心下、按之則痛、脉浮滑者、小陷胸湯主之。方六。 小結胸の病は、正に心下に在り、之を按じれば則ち痛む、脉浮滑の者は、小陷胸湯之主る。方六。 短い条文中に、大陥胸湯との違い... つづきを見る
97.太陽病(下)135~137条 大陥胸湯のバリエーション 2018.04.06 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一三五条】 傷寒六七日、結胸熱實、脉沈而緊、心下痛、按之石鞕者、大陷胸湯主之。三(用前第二方) 傷寒六、七日、結胸(けっきょう)熱實(ねつじつ)、脉沈にして緊、心下痛み、之を按じて石鞕(せっこう)の... つづきを見る