136.陽明病 207条 調胃承気湯 要鑑別 2018.05.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二〇七条】 陽明病、不吐、不下、心煩者、可與調胃承氣湯。方一。 陽明病、吐さず、下さず、心煩する者は、調胃承氣湯を與うべし。方一。 この条文は、前回180条を加味して読んで頂ければと思います。 ... つづきを見る
135.陽明病 179∼206条 陽明病の綱領 2018.05.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 陽明病篇に入って、いきなりですが後人の覚書などの攙入が多いと思われますので、陽明病の綱領となる180条のみの解説に致します。 【一八〇条】 陽明之為病、胃家實(一作寒)是也。 陽明の病為(た)るや、... つづきを見る
134.太陽病(下)176∼177条 虚労病 炙甘草湯方意 2018.05.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔炙甘草湯方〕 甘草(四兩炙)生薑(三兩切)人參(二兩)生地黄(一斤)桂枝(三兩去皮)阿膠(二兩)麥門冬(半升去心)麻仁(半升)大棗(三十枚擘) 右九味、以清酒七升、水八升、先煮八味、... つづきを見る
133.太陽病(下)176∼177条 白虎湯 炙甘草湯 2018.05.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 いよいよ太陽病(下)の最後となりました。 【一七六】 傷寒脉浮滑、此以表有熱、裏有寒、白虎湯主之。方三十八。 傷寒脉浮滑なるは、此れ表に熱有り、裏に寒有るを以て、白虎湯之を主る。方三十八。 この... つづきを見る
132.太陽病(下)175条 甘草附子湯 2018.05.11 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一七五条】 風濕相搏、骨節疼煩、掣痛不得屈伸、近之則痛劇、汗出短氣、小便不利、惡風不欲去衣、或身微腫者、甘草附子湯主之。方三十七。 風濕(ふうしつ)相い搏(う)ち、骨節疼煩(こっせつとうはん)し... つづきを見る
131.太陽病(下)174条 去桂加白朮湯=白朮附子湯 2018.05.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一七四条】 傷寒八九日、風濕相搏、身體疼煩、不能自轉側、不嘔、不渴、脉浮虛而濇者、桂枝附子湯主之。若其人大便鞕(一云臍下心下鞕)、小便自利者、去桂加白朮湯主之。三十六。 傷寒八、九日、風濕(ふうしつ... つづきを見る
130.太陽病(下)174条 桂枝附子湯 去桂加白朮湯 2018.05.09 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一七四条】 傷寒八九日、風濕相搏、身體疼煩、不能自轉側、不嘔、不渴、脉浮虛而濇者、桂枝附子湯主之。若其人大便鞕(一云臍下心下鞕)、小便自利者、去桂加白朮湯主之。三十六。 傷寒八、九日、風濕(ふう... つづきを見る
129.太陽病(下)173条 黄連湯 2018.05.08 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一七三条】 傷寒、胸中有熱、胃中有邪氣、腹中痛、欲嘔吐者、黄連湯主之。方三十五。 傷寒、胸中に熱有り、胃中に邪氣有り、腹中痛み、嘔吐せんと欲する者は、黄連湯(おうれんとう)之を主る。方三十五。 1... つづきを見る
128.太陽病(下)172条 黄芩湯 黄芩加半夏生姜湯 2018.05.07 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一七二条】 太陽與少陽合病、自下利者、與黄芩湯。若嘔者、黄芩加半夏生薑湯主之。三十四。 太陽と少陽の合病、自下利(じげり)する者は、黄芩湯(おうごんとう)を與う。若し嘔する者は、黄芩加半夏生薑湯之を... つづきを見る
127.太陽病(下)170条 171条 白虎加人参湯ー無表證者 2018.05.06 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一七〇条】 傷寒脉浮、發熱、無汗、其表不解、不可與白虎湯。渴欲飲水、無表證者、白虎加人參湯主之。三十二(用前方)。 傷寒、脉浮、發熱して、汗無く、其の表解せざるは、白虎湯を與うべからず。渴して水を飲... つづきを見る
126.太陽病(下)169条 白虎加人参湯ー背微悪寒 2018.05.05 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一六九条】 傷寒無大熱、口燥渴、心煩、背微惡寒者、白虎加人參湯主之。三十一(用前方)。 傷寒、大熱無く、口燥(かわ)きて渴し、心煩し、背微惡寒する者は、白虎加人參湯之を主る。三十一(前方を用いる)。... つづきを見る
125.太陽病(下)168条 白虎加人参湯 2018.05.04 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一六八条】 傷寒若吐若下後、七八日不解、熱結在裏、表裏倶熱、時時惡風、大渴、舌上乾燥而煩、欲飲水數升者、白虎加人參湯主之。方三十。 傷寒若しくは吐し、若しくは下して後、七、八日解せず。熱結んで裏... つづきを見る
124.太陽病(下)166条 瓜蒂散 2018.05.03 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一六六条】 病如桂枝證、頭不痛、項不強、寸脉微浮、胸中痞鞕、氣上衝咽喉不得息者、此為胸有寒也。當吐之、宜瓜蔕散。方二十八。 病、桂枝の證の如くなるも、頭痛まず、項(うなじ)強らず、寸脉微(すこ)しく... つづきを見る
123.太陽病(下)165条 大柴胡湯ー心中痞鞕 2018.05.02 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一六五条】 傷寒發熱、汗出不解、心中痞鞕、嘔吐而下利者、大柴胡湯主之。二十七(用前第四方)。 傷寒發熱、汗出でて解せず、心中痞鞕し、嘔吐して下利する者は、大柴胡湯之を主る。二十七(前の第四方を用う)... つづきを見る
122.太陽病(下)164条 大黄黄連瀉心湯 2018.05.01 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一六四条】 傷寒大下後、復發汗、心下痞、惡寒者、表未解也。不可攻痞、當先解表、表解乃可攻痞。解表宜桂枝湯、攻痞宜大黄黄連瀉心湯。二十六(瀉心湯用前第十七方)。 傷寒大いに下して後、復た汗を發して... つづきを見る