百会の対極といえば会陰に当たるのですが、場所的には使えませんよね。
では空間を体幹部から手足にまで広げてみればいいわけですよね。
百会と手の井穴は共に陽極です。
すると会陰は、足の井穴としたいところですが、足底が位置的に最も下位になります。
前回、不眠を例に挙げましたが、足の踵中央に失眠穴がありますよね。
足の裏全体が陰極で、踵から湧泉はその陰極の中でのバリエーションとなります。
前に走ろうとすれば足の裏の前に重心がかかりますので、陰気は失眠穴>湧泉と考えることができますね。
足の井穴は、歩行時には前の上を向きますしね。
この失眠穴なのですが、足の太陽経が承筋→承山→飛陽と流れていることになっています。
足陽明が膝から二本の流れになっていますので、承筋→承山→失眠→湧泉という流れと委陽→飛陽→跗陽→崑崙→僕参…至陰という二本の流れとして捉えるのが自然だと思うのですがどうでしょう。
足少陽も同じです。
また足太陽は背部の一行と二行が大腿部で交差してることになってますが、これも不自然な流れだと思います。
とにもかくにも、足底の踵中央にわざわざ失眠穴と名付けているのですから、よほど頭部の陽気を引き下ろす作用があるのでしょうね。
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