コロナですが、新型といわれてますが、東洋医学的には新型も旧型も無いのですねぇ。
これまで巷で流れてる症状をずっと見てきたのですが、治療に関しては、傷寒論的病態把握と治療法で十分対応できるなと。
風寒の外邪が襲ってると。
この風寒の邪の勢いと素体によって、2経もしくは3経に一気に襲う合病・併病があるということ。
そして外邪を受ける素体に、水・湿・痰・熱の邪がどの程度あって、あとは正気の状態でしょうか。
それなら、これまでのインフルエンザと、同じように対応すればいいと思います。
このような疫病は、歴史的に何度も流行してますし、東洋医学はその役目をきっちり果たした実績があります。
そもそも、傷寒論という書物は、西暦200年ごろ、ヨーロッパに端を発した腸チフスで、当時中国の人口のおおよそ半数の人が亡くなられたことに発奮して著されたものであることが、その序文に記されてます。
大惨事だったのですねぇ。
腸チフスの初期症状は、頭や項が痛んで悪寒するなど、風邪の初期症状と全く同じです。
東洋医学では、病の本が細菌であろうがウイルスであろうが、あまり関係ないのです。
どこまで行っても、生体の生命力を鼓舞して治癒に至らしめます。
中国では、東洋医学が大活躍です。
日本とは医療制度が異なるので、中国のように表に出ることはありませんが、まずは身近な人に対処して、きっちりと治して鍼の内包してる力を存分に発揮致しましょう。
コメントを残す