この稿の内容は、年会員専用サイトで永松周二先生が投稿してくださったものです。
内容が素晴らしいですので、公開いたします。
五運六気は、筆者の苦手とする所ですが、中国の懐の広さと深さをまざまざと見たような気持になってます。
以下、永松先生の投稿です。
神戸東洋医学研究会の投稿です。
【中医学の最前線:五運六気と王永炎先生】
2020年2月20日
「王永炎院士は、半年前に『瘟疫』が発生するのを予測していた」
王永炎院士半年前预测“瘟疫”要发生
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王永炎(wáng yǒng yán:1938-)先生は、『臨床中医内科学』の著者であり、中国科学院の『院士(博士より上のアカデミー会員で、飛行機や特急では特別扱いされる)』です。
以下、引用して翻訳。
「2019年の夏に、中国中医科学院での会議で、中国工程院の王永炎先生は、2020年春季に瘟疫が発生すると予測して警告していた」
2019年夏季,中国中医科学院会议上,中国工程院王永炎院士提出了2020年春季要有瘟疫发生的预测警示。
以上、引用終わり。
これは、2019年6月27日の「中国中医科学院组建多学科协作的中医药防治流感技术体系」という会議の席上です。
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2019年7月5日「中国中医科学院」
中国中医科学院组建多学科协作的中医药防治流感技术体系
以下、引用して翻訳。
「(王永炎先生の発言)天地の象を観察し、萬物の生霊の象を観て、疾病健康の象を観る。そして、今年、長江以南で、大雨が災害を引き起こした。
厥陰風木が司天であり、今年の前半は、比較的、おだやかであるが、今年の後半は特別であり、冬至前後から翌年の春(春節=旧正月)にかけて、瘟疫が発生する。
これは中医薬の方老師(方薬中:方药中)の学説であり、方薬中老師は重視している。(『黄帝内経』の)陰陽大論や運気七篇学説は明確である。われわれは、五運六気の研究方面の第一人者である安徽省の顧植山先生を中国中医科学院に招聘しましょう。」
“要观天地之象,观万物生灵之象,观疾病健康之象。所以,今年大江以南,暴雨成灾。厥阴风木司天,已经描述了太虚元象。上半年,是比较和缓的。下半年,特别是在冬至前后,也就是连续到明年的春季,要有瘟疫发生。这也是方药中老师的学说,方老师很重视。阴阳大论,七篇运气学说,对于这个要清楚,目前我们院(指“中国中医科学院”)应该聘用顾植山先生,顾植山先生在安徽,他是在“五运六气”的研究方面很有造诣的一位。
以上、引用終わり。
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2020年2月20日
『顧植山:五運六気による新型コロナウイルス肺炎の治療の解析』
顾植山:从五运六气解析新冠肺炎及其治疗https://www.medsci.cn/article/show_article.do?id=992218835569&fbclid=IwAR3rln5uMVG9nwNyVkxbKDnMHiWERuvtjRbcvRrzfA2t_62AynUrk2K5clA
以下、引用して翻訳。
『梅斯医学(MedSci)編集部の注釈:これは後付けではありません。2019年春に顧植山は、2019年冬至から2020年春節にかけて、瘟疫が発生すると予測していました』
【梅斯医学小编注:这不是事后诸葛亮,在2019年春天,顾植山就预测2019年冬至至2020年春节会有瘟疫发生】
以上、引用終わり。
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顧植山先生は、中国における五運六気の第一人者です。
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