爽やかな秋晴れとなりました9月23日、いつもの大阪医療技術学園専門学校 の教室をお借りして、今期第6回目の「鍼道 一の会」臨床医学講座を開催いたしました。
今回は、かねてより予告しておりました通り、副代表の永松周二先生による「永松流」診断と治療。
膨大な知識と豊富な経験をお持ちの先生。これまでの講座においても、それを惜しみなく出してくださっておりましたが、この度は その全貌をあらわにしていただこう!という特別企画です。
まずは参加者のみなさまが飲み込みやすいように、考え方の要点を解説下さいました。
デモンストレーションのモデルを募る際、すかさず筆者金澤が名乗りを上げました。
永松先生に触れて頂くと、とにもかくにも気持ち良い!(^.^)
気持ちの良い触れ方、これは本当に大切です。
その後、参加者の方にも順次触れて頂きましたが、たくさんの人に触れて頂くのは、幸せな気持ちになります。
4月からの臨床講座で四診実技は一通り行っており、受講生の皆さんの触れ方も格段に良くなっておられます。
東洋医学の触診は、「切診(せっしん)」と呼ばれます。
「切」には、隙間なくぴったりと接するという意味があるのです。
親切という言葉があるように、親が子に寄り添うが如くの触れ方です。
親を切るのではありませんね(笑)
そして切診は、相手の気を読み取る術でもあります。
如何に自分の力を抜いて、相手の気を感じられるか。
人体は常に膨張と収縮を繰り返している。この微かな変化を捉える術を、ひとりひとり手ほどきされました。
また、変化の中に在る、変化しないもの。「易」の考え方がここでも生きてきます。
ここで詳しくは論じませんが、永松先生の治療スタイルは、手技が用いられることが多いです。
気を動かす道具として、鍼灸だけに限らず、手技、精油などのツール、術者の意識にいたるまで、ありとあらゆる技が存在するのです。
さらに、相手と出会った瞬間から 互いの気は動いていますので、すでに治療は始まっています。
出会ったとたん、ホッとして何やら元気が出て来たという体験、みなさまにもおありだと思います。
そして次第に距離を縮め、いよいよ互いに触れ合うのですね。
とりわけ 肌を接する切診において、そのアプローチや手の当て方などは、大胆でありながらも細心の心持で、しかもリラックスしていることが大切です。
こちらが緊張していると、相手も緊張しますのでね。
坊主頭の三人衆。向かって左から永松副代表、学生の稲垣君、そして筆者。
たまたま三人が並んだショットです。和みますでしょう?(^.^)
※「鍼道 一の会」は剃髪しなくても入会できます! 念のため(笑)
次回10月の臨床講座は、筆者金澤が「奇経八脈と空間論」を論じまして、実際に参加者のみなさまに実技で立証・確認していただく予定です。
永松先生、参加者の皆様、お疲れさまでした。
そしていつも会場をお貸しくださってます 大阪医療技術学園専門学校 関係者の皆様、本日もありがとうございました。
次回『鍼道 一の会』東洋基礎医学講座は10月14日、臨床医学講座は10月28日です。
『鍼道 一の会』は、自由自在に気を扱える、高度なプロ鍼灸師を目指す集団です。
ご興味のある方は是非、『場の気』を感じにお越しください。
『鍼道 一の会』についてのお問い合わせは、事務局 大上(おおがみ)まで
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