暦の上ではすでに秋。
とはいえ、お盆を過ぎても続くこの暑さに食傷気味の今日この頃ですが、それでもようやく明け方などに秋の気配を感じられるようになって参りましたね。夏の発散から一転、物事は収斂し、実を結び、冬の準備へと向かう季節です。
さて8/26に行いました「鍼道 一の会」臨床医学講座レポートです。
今回は特別ゲストをお招きいたしました。
日本のどこの宗派にも属さない仏法僧、草薙龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)先生に「こころが澄み切った境地に至る」道を、全くの素人でも分るように講義して頂きました。
草薙先生は、興道の里(こうどうのさと)代表を務められ、毎年恒例の「夏の全国行脚」の途中にお立ち寄りくださいました。
まずは目を閉じて広がる 五感の世界 と こころ・意識との関係を、体験を通じて説いてくださいました。
いきなり瞑想体験・禅的世界にいざなってくださった訳です。
これは、説得力ありましたねぇ~。
参加者のみなさま、一気にググッと引き込まれたと感じました。
我々が歩もうとしている「道」。その道の妨げとなるものの正体は何なのか。何故、どのようにして心のエネルギーが漏れてしまうのか、あるいは妄想が生じるのか。
90分という限られた時間ではありましたが、心が澄み切った境地に至るための仏教の教えが、まるで宝石のように散りばめられた内容をお伝えくださいました。
参加者のみなさまからは、自分自身についてしっかりと理解することが、患者さんへの理解にもつながるのだと気づいたとの声も届いています。
筆者は、個人的にも是非またお話をお伺いしたいと思いました。
午後からは、「稻垣流脈診術とその治療」。
今回は具体的に脈診から取経・取穴へと至る臨床実習を行いました。
金澤も稻垣流脈診術の手ほどきを受けましたが、見事に理論と治療が整然と、繋がっています。
(手前の坊主頭が筆者ですが、六十の手習いさながら、初心に戻ったかのようでした。)
まだまだ手探りの方も、慣れてきた方も、皆それぞれに何かを掴まれたであろうと思います。
いつものように真剣かつ和やかに実技の時間は終了し、本日はお開き。
9月の臨床講座では「永松流」を披露していただく予定です。
暑い中、お集まりいただきました皆様、お疲れさまでした!
そして会場をお貸しくださいました大阪医療技術学園専門学校 関係者の皆様、本日もありがとうございました。
次回『鍼道 一の会』東洋基礎医学講座は9月9日、臨床医学講座は9月23日です。
『鍼道 一の会』は、自由自在に気を扱える、高度なプロ鍼灸師を目指す集団です。
ご興味のある方は是非、『場の気』を感じにお越しください。
『鍼道 一の会』についてのお問い合わせは、事務局 大上(おおがみ)まで
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