易経講座
安岡 正篤(著)
難解で狭き門となっている易経。
易の始まりは、認識論に乏しかった古代においては、卜占から始まったようである。
その後、認識論の高まりにつれて、自然界の変化をあらゆる分野に応用されるようになった。
鍼灸医学、とりわけ黄帝内経の世界観にも、易の認識論は色濃く反映されている。
現代では、易は売占的イメージがある一方、これを人生哲学に応用し、より人生を豊かに充実したものにしようとした人たちがいる。
まったくの素人でも、売占的でない、易本来のなんたるかを知ることのできる良書である。
志高く、これから易に挑もうとする初学の人には、是非ともお薦めしたい。
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