【三七三条】
下利欲飲水者、以有熱故也、白頭翁湯主之。十四(用前第十二方)。
下利し水を飲まんと欲する者は、熱有るを以ての故なり。白頭翁湯を之を主る。十四(前の第十二方を用う)。
この場合の下利は、熱痢でした。そして口渇が現れたのですから、やはり熱の存在を示していると思います。
しかしながら、少陰病・四逆湯証で、あまりに下利がひどくて津液を失ってしまった場合にも欲飲水が現れます。
白頭翁湯証は熱痢ですが、あまりに下利が続くと津液不足で口渇する側面も現れるのかもしれません。
このような場合、先ず小便不利という状態が現れるだろうと推測されます。
白頭翁湯に関しては、すでに371条に記していますので、振り返りをして頂けたらと思います。
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