【三二一条】
少陰病、自利清水、色純青、心下必痛、口乾燥者、可下之、宜大承氣湯。二十(用前第十九方一法用大柴胡)。
少陰病、清水(せいすい)を自利し、色純青(じゅんせい)、心下必ず痛み、口乾燥する者は、之を下すべし、大承氣湯に宜し。二十(前の第十九方を用う。一法に、大柴胡を用う)。
少陰病で青色の清水を自利するとあります。
これ清水とありますが、燥屎と腸管の間を流れ下って来た汚水のことです。
こんなことも、あるのですねぇ。
このような場合、心下は必ず痛み、口の中が乾燥してカラカラになるのですね。
熱はあるし、飲んだ水は清水として下ってしまうのですから、さもありなんと言った感じですね。
この場合も、前の320条のように、危急症状であるので、急いで下しなさいと記されています。
ですがこのような場合、とっさに判断・決断できるでしょうか。
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