【二八一条】
少陰之為病、脉微細、但欲寐也。
少陰の病為(た)るや、脉微細、但(た)だ寐(いね)んと欲するなり。
少陰病の病は、脈が微細で、ただ横になって寝たがるものである。
意訳が必要ないくらい簡単な内容です。
これまで太陽病から、ずっと条文を追いかけてきましたが、随分と静かな感じがしませんでしょうか。
これと言って痛んだり苦しんだりする様子も無く、脈もかすかに触れる程度でおとなしく寝ている・・・
完全な陰証、虚脱状態だと想像できます。
もし、病邪が存在していても、それに対抗する正気が無いため、症状はおとなしくしかも深部に邪気が潜んでいるとも想像できます。
このイメージを元に、これから少陰病の条文を見て参ります。
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