桜の満開時期もピークを過ぎ、みなさま、新たな気持ちで新年度スタートを切っておられると思います。
「鍼道 一の会」も、多数の参加応募の方々を迎え、いよいよ今月16日(日)基礎講座からスタートいたします。
それに向けて昨日13日午後、幹部講師会議を行いました。
基礎・臨床講座ともに、その根幹は、永松副代表が講義いたします「易学」になります。
筆者金澤と稻垣学術部長は、「易学」をいかに臨床に繋げて行くかを課題として講義を進めて参ります。
筆者が川越先生と一緒に担当いたします「臓象学」「経絡学」も、まさにこの「易学」的発想から説いて参ります。
筆者の課題としては、「人体空間論」に始まり、より完成度の高い理論構築で終わりたい、そこを目指したいと考えています。
例えば、李時珍(1518-1593)は十二経絡がいっぱいになってあふれ出る所が奇經八脉と概念づけています。
ところが「易学」的観点からみると、奇經八脉は十二経絡概念とは認識の視点が異なることが分かります。
専門用語を用いますと、太極定位が異なるということです。
筆者は、奇經八脉は十二経絡とは異なる太極を用い、人体をダイナミックな空間として認識したものであると捉えています。
このような奇經八脉概念で心包論・三焦論を眺めると、さらに見えてくるものがあります。
臨床の幅が、グッと広がります。
このような内容を、初回の基礎講座で講義する予定でおります。
我々講師陣全員、あらゆる病に対処できる医療人・鍼灸師を目指し、自ら学びの手を休めることなく追及し続けています。
その歩みを、講座参加者全員の 気の交流 を通じて共有したいと願っております。
また、4月以降も「鍼道 一の会」参加応募は引き続き受け付けておりますので、興味を感じられた方、どうぞ奮ってご応募ください。
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