↑ 前回の続きです。
今回は、戦争で邪気に勝てると確信を持ち、一気に勝負に出でるとどうなるの?といういうところまでお話ししました。
一見悪化したかのような、激しい症状が起きます。
俗に好転反応、と言われている現象です。
東洋医学用語ではこれを『瞑眩(めんげん)』と称します。
この瞑眩現象は、比較的短期間で終了するのが一般的です。
術者は、あらかじめ意図して導きますので、どのようなことが起きるかと時期は、おおよその予測が付きます。
激しければ激しいほど、台風一過の後のように身体はすっきり晴れ渡るかのように爽快に回復いたします。
負け戦から、いかにして瞑眩を起こさせるところまで持っていくか。
吐かせたり、下したり、発汗させたり、発熱させたりと、名医と呼ばれている医師は、やはりこのあたりの工夫というか作戦が上手いです。
つづく
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