さざんか・・・寒気盛んな時期に咲くことができるのは、陽気が盛んであるため 日常的に、陰陽を用いて事象を見る目を培うのが肝要 |
3.太極陰陽の多面性
太極を立てるには、
①二分化・属性
②可分・相対性
③消長・盛衰
④平衡・循環
⑤転化・逆転
⑥互根・資生
⑦不離決 などの多面性を覚える必要がある。。
これらを意識内で単独もしくは重複しながら用い、さらに軸の定位も同時に意識して事象を認識する。
① 二分化 ・属性
対象を陰陽の相反する性質に分けて認識する方法で、性質が反対の事象をそれぞれ二つに分けて整理し、認識する方法とイメージしてもらうと理解しやすい。
具体的に例を列挙すると以下のようになる。
明暗に分けると、明るい日中は陽、暗い夜は陰。
場所の高低で分けると、上は陽、下は陰といった次第である。
人体においては、体表を陽として陽経が走行し、体内は陰として陰経が走行する。
臓腑においては、腑を陽とし、臓を陰とする。 などである。
一般的事象
陽 …… 天 、昼 、男 、熱 、明、動的、遠心性、軽い、非物質 ・・・
陰 …… 地 、夜 、女 、寒 、暗、静的、求心性、重い、物質 ・・・
人体の部位、性質
陽 …… 上部 、表面、六腑 、背 、気 、興奮 、亢進 、動 ・・・
陰 …… 下部 、内面、六臓 、腹 、血 、鎮静 、衰退 、静 ・・・
簡単なことのようであるが、これらは基本中の基本なので、しっかりとよくイメージし、拡大解釈して日常のあらゆることに用い、意識の習慣化に努めると早く身につく。
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