梅雨はもう明けたのでしょうか。大阪は本格的に暑くなってまいりました。
7/12(日)に行われました、今年度第4回目の『一の会・東洋 基礎 医学講座』について、スタッフ大上がレポートいたします。
永松副代表による「東洋身体学」 |
1限目:中医学から学ぶ東洋医学用語
『臓について(1)』
稲垣学術部長
稲垣順也 先生 |
「陰陽五行で人体を考える①」
2限目:経絡学
『胃・脾経流注 / 陰陽五行論と経絡の関係 』
西岡講師
足陽明・経筋は非常に複雑です! |
まずは前回(手陽明大腸経)のポイントを復習した後、持越しとなっていた「陰陽五行論と経絡の関係」について。
陰陽・五行という概念が生まれた背景と、経穴・経絡という概念が発展してきた事との関連性について、先生の見解を述べられました。
そして今回のテーマである「足陽明胃経」「足太陰脾経」について。
正経・経別・経筋・絡脉の流注を解説していただきました。
先生曰く、「去年も講義したのですが、こんなに難しかったとは…」と。
学びの過程では、深めれば深めるほどに難しく感じる部分があること。
また、どのような部分でつまずきやすいのか。
西岡先生の講義では、そういったことについても開示・シェアしてくださっています。
代表をはじめ他の先生方のフォローもあります。
受講生の皆さんには、自分一人で理解できないことはどんどん質問などをして、学びの幅を広げていかれることを願っています。
3限目:傷寒論から学ぶ六経病
『太陽中風証について』
稲垣学術部長
中医学では「傷寒論」は解けない |
先生曰く、「中医学に傷寒論のエッセンスは入っていない」と。
4限目:臨床実技―基礎理論と実技
『夏の養生指導と七情を読む』
金澤代表
鍼で治そうと思うな |
今回は講義内容を若干変更し、時事講義となりました。
先の稲垣先生の講義を受けての傷寒論に関する話題では、臨床例を交え、重要なポイントが数々示されました。
筆者が感じたこととして、非常に重要な内容が話されているのですが、基礎講座としては難度の高い専門用語が随所に使われていたことから、皆さんが理解できただろうかと、すこし心配になりました。
是非、代表の話す言葉の意味を理解し飲み込んで頂きたい、さらにはその行間を読んで頂きたいなと思います。
5限目:東洋身体学基礎
『治療家の体作り』
永松副代表
力を抜いたほうが強い |
コメントを残す