~ 学ぶということ ~
ところで、私たちは、いったい何のために学ぼうとするのでしょうか?
人間には本来、自然環境に働きかけ、創造しようとする欲求を持ち合わせています。
創造は、心の中のイメージ・想像からスタートします。
そのため、自然環境を認識する必要性が生じるのですが、その際重要なことは「言葉」です。
言葉は、概念を生みます。それによって人間は初めて対象を認識することができるのです。
ところが、一度概念が出来上がると、それが観念となり概念の枠の中でしか認識できなくなる危険性・狭小さもまた生まれます。
古典に触れる際には、このことを十分に承知している必要があります。
今期の『一の会』では、古典を踏まえたうえで、歴代の医家に異を唱え始めています。
特に現在、金澤の意識の焦点が当たっているのが『補瀉概念』です。
補瀉という単純な概念が、「気が流れる人体」に対して具体的に鍼を用いて、どのように働きかけるのか。
いずれ公開いたしますので、お楽しみに!
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