ブログ「鍼道 一の会」

ランの花と明日の症例

 一雨ごとに冬に近づいていくのでしょうか。

 次第に寒さを意識するようになって参りました。

 昨日、ランの花の贈り物が治療所に届きました。

 この数年、毎年この時期に贈ってくださる方からです。

 かつて息子さんがクローン病で来院し、約10ヵ月で完治してから毎年贈ってくださるのです。

 手書きで、最近の息子さんの様子なども書き添えられており、しばし医療人冥利に浸らせて頂きました。

 治療は、もちろん息子さん本人に行ったのですが、筆者の眼目は、いつも母としての悲しみと難病と診断され出口の見えないお母さんの不安を治めることでした。

 息子さんの病気よりも、お母さんの心に安心を見つけてもらうことの方が優先順位としては先だったのです。

 不思議と思われるかもしれませんが、息子さんが廃薬を決めいよいよ完治に向かった時期と、お母さんの心に安心が訪れる時期とは同時進行でした。

 なつかしいなぁ、あのころ。

 不安と葛藤を抱えつつ、互いに真剣に取り組んだあの時が。

 あっ、今も真剣にやってますよ。

 明日の『鍼道 一の会』の症例は、少々古いですがこの病の証治を解説することにします。

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