ブログ「鍼道 一の会」

呼吸瞑想会

 
 
 いつもあなたを動かしているもの。
 
 
あなたの心が、あなたを動かします。
 
 
 
 心を手にとって見ることが、できるでしょうか。
 
 
 心の広さや深さを測って、人と比べることができるでしょうか。
 
 
 心の動きを、反応を、自分で制御することができるでしょうか。
 
 
 
 
 心は無形にして、一時もじっとしていません。
 
 一説によると心の動きは、光よりも速いと言われています。
 
 
 
 心は、肉体の感覚器、いわば触覚から入ってきた情報で様々に動き、反応します。
 
 心は、自分以外のものを自分に取り込む、捕捉器のようなもの。
 
 
 この千変万化する心の動きを、客観的に観ている存在が、自分の中にあります。
 
 
 これを魂とも深層意識とも呼ばれていますが、誰でもが自覚できる存在でもあります。
 
 
 
 捕捉器で取り込んだ外界の情報は、無意識領域にストックされて、必要な時に意識に昇ってきます。
 
 習慣化、自動化されるとは、このことです。
 
 言葉を使った会話も思考も、車の運転も歩行も、これらの働きによるものです。
 
 
 
 ところがいつも、なぜか自分が望んでいない、同じパターンを繰り返してしまう。
 
 習慣化、自動化された働きが機能するからです。
 
 
 
 心は、捕捉器です。
 
心は、周囲の変化に応じると同時に、過去の蓄積された経験からも情報を浮かび上がらせます。
 
 
 
 
心は自分でありながら、自分の全てでは有りません。
 
 
 
心を客観的に観ている存在。
 
この存在を見失うと、心が奪われた状態になります。
 
 
 
 
心が奪われてしまうと、外界にただ反応して行動するので、人生において右往左往の状態となり、周囲に振り回されます。
 
人間というより、外界にただ反応する動物に近くなってしまいます。
 
 
 
まずはこの存在と常に共にあり、具体的に選択と行動を自ら変えていくことで、深い自分の欲求にかなう人生が実現します。
 
 
 
筆者の感覚では、心は水のイメージです。
 
 
 
水に形なく
 
 
器に従って自由にその姿を変え
 
 
汚濁を自ら取り込み濁り
 
 
時に怒涛の如く、全てを飲み込み突き動かし
 
 
静寂さの中で、自らその透明度を増す
 
 
清濁、高下、有形・無形・・・・変化は極め難いもの
 
 
 
 
 
ただ坐る
 
 
ただ呼吸を感じる
 
 
心を鎮めようとするのではなく、ただ鎮まるのを待つ。
 
 
 
 
呼吸に意識を向け、心に浮かぶ様々なに反応せず、だだ心の波が鎮まるのを感じる。
 
 
呼吸瞑想会では、全身を使った呼吸法と瞑想を組み合わせて行います。
 
どなたでも参加できます。
 
 
詳しくは下記をご覧ください。

 
 
( 筆者 : 金澤秀光 )

 

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