いつもあなたを動かしているもの。
あなたの心が、あなたを動かします。
心を手にとって見ることが、できるでしょうか。
心の広さや深さを測って、人と比べることができるでしょうか。
心の動きを、反応を、自分で制御することができるでしょうか。
心は無形にして、一時もじっとしていません。
一説によると心の動きは、光よりも速いと言われています。
心は、肉体の感覚器、いわば触覚から入ってきた情報で様々に動き、反応します。
心は、自分以外のものを自分に取り込む、捕捉器のようなもの。
この千変万化する心の動きを、客観的に観ている存在が、自分の中にあります。
これを魂とも深層意識とも呼ばれていますが、誰でもが自覚できる存在でもあります。
捕捉器で取り込んだ外界の情報は、無意識領域にストックされて、必要な時に意識に昇ってきます。
習慣化、自動化されるとは、このことです。
言葉を使った会話も思考も、車の運転も歩行も、これらの働きによるものです。
ところがいつも、なぜか自分が望んでいない、同じパターンを繰り返してしまう。
習慣化、自動化された働きが機能するからです。
心は、捕捉器です。
心は、周囲の変化に応じると同時に、過去の蓄積された経験からも情報を浮かび上がらせます。
心は自分でありながら、自分の全てでは有りません。
心を客観的に観ている存在。
この存在を見失うと、心が奪われた状態になります。
心が奪われてしまうと、外界にただ反応して行動するので、人生において右往左往の状態となり、周囲に振り回されます。
人間というより、外界にただ反応する動物に近くなってしまいます。
まずはこの存在と常に共にあり、具体的に選択と行動を自ら変えていくことで、深い自分の欲求にかなう人生が実現します。
筆者の感覚では、心は水のイメージです。
水に形なく
器に従って自由にその姿を変え
汚濁を自ら取り込み濁り
時に怒涛の如く、全てを飲み込み突き動かし
静寂さの中で、自らその透明度を増す
清濁、高下、有形・無形・・・・変化は極め難いもの
ただ坐る
ただ呼吸を感じる
心を鎮めようとするのではなく、ただ鎮まるのを待つ。
呼吸に意識を向け、心に浮かぶ様々な幻に反応せず、だだ心の波が鎮まるのを感じる。
呼吸瞑想会では、全身を使った呼吸法と瞑想を組み合わせて行います。
どなたでも参加できます。
詳しくは下記をご覧ください。
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『一の会・養生講座のご案内』
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( 筆者 : 金澤秀光 )
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