通評虚実論篇第二十八. 2015.04.03 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 於3月 近くの公園で この篇における虚実の概念が、冒頭に《邪氣盛んなれば則ち實し、精氣奪すれば則ち虚す》と示されている。 この篇にお... つづきを見る
離合真邪論篇第二十七. 2015.03.12 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 黄帝内経の著された時代と現代の病の相違を考えると、本文中の邪が、内生的なもので無く、多く外からやってくるものとして記載されている事から、当時は圧倒的に... つづきを見る
八正神明論篇第二十六. 2015.01.18 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 ここに至るまでの篇で、四時による陰陽の盛衰・消長と、人体との相関は何度も重複して記載されている。 この篇では、新たに月の満ち欠けによる、陰陽の盛衰・... つづきを見る
宝命全形論篇第二十五. 2015.01.10 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 命は宝である。それを舍す肉体を全うする・・・そのためには、どうすればよいのか。 表題からはこのように読み取れる。 これは術者に向けられた、非常に意... つづきを見る
血気形志篇第二十四. 2015.01.04 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 この篇には、臓腑・経絡それぞれの気血の多寡と、身体と精神の状態によって生じやすい病を中心として記述されている。 最初には、まずは各臓腑・経絡の気血の多少... つづきを見る
宣明五氣篇第二十三. 2015.01.01 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 本篇は、臨床に直接用いて有用な内容が豊富に記されている。 患者の置かれている状況や労働形態が、その体質や病の状況と密接に関係していることが十分に読み取れ、... つづきを見る
蔵気法時論篇第二十二. 2014.12.29 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 一年の気の盛衰は、同様に十干の十日間と一日における十二支(刻)と同じであることを前提にして書かれており、部分は全体の反映でもあり、全体は部分の在り様を現すとい... つづきを見る
経脈別論篇第二十一. 2014.12.19 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 本篇の題名に「別論」とあるが、通常の経脉については、『霊枢・経脉、経別、経水、経筋』の各篇にまとまって記載されているが、『素問』の中にまとまった説明はされてい... つづきを見る
三部九候論篇第二十. 2014.12.13 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 筆者はここで記されている、三部九候の脈診は採用していない。 その理由は、三部九候の脈診が、繁雑に過ぎて九候をひとつにまとめ上げ、認識する力量がないというこ... つづきを見る
玉機真蔵論篇第十九.(4) 2014.11.25 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 いよいよ最終段であるが、ここでもまた極めて重要なことがいくつか記載されている。 患者と相対して、症状がどのようであるのかということよりも、体... つづきを見る
玉機真蔵論篇第十九.(3) 2014.11.20 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 ここでは、『胃の気』の重要性について記述されている。 『胃の気』については、ここに至るまでに内経医学の中で何度も触れられているが、何故か現代中医学では重... つづきを見る
玉機真蔵論篇第十九.(2) 2014.11.10 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 ここでは、病の伝変を五行の相生・相剋関係で説いているが、多くの疑問を感じる。 五行論に疑いを持ってしまえば、この医学が成り立たなくなるほど深く根... つづきを見る
玉機真蔵論篇第十九.(1) 2014.10.06 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 本編は、玉版に記して毎日読み返すことを促している。 おそらく、これらの内容を丸暗記するのではなく、これらの内容から「いち」を掴み取りなさいとのこと... つづきを見る
平人氣象論篇第十八 2014.09.11 黄帝内経 素問 原文・読み下しと意訳 本篇は表題のように、一般的な健康人の脈象を異常な脈象と対比させて述べようとしているのであろう。 ともすれば、異常な脈象の解明に意識が向きがちだが、や... つづきを見る