脉厥 体厥・蚘厥 呃逆 2021.09.18 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 脉厥 体厥 裏証そなわりて顏色も衰えず、言語もよく、別してかわりたる病形もなくありしが、忽然として六脉糸の如く微細にして、転、甚だしきものは左... つづきを見る
大便 2021.09.17 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 大便 熱結傍流と云う有り、協熱下利と云う有り、大便閉結と云うあり、大腸膠閉と云うあり、皆邪裏にあるなれども其の証に不同あるは通ずると塞がるとの... つづきを見る
虚煩似狂・神虚譫語・奪気不語・老少異治 2021.09.16 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 虚煩似狂 時疫坐臥安からず、多足の置き処定まらず、臥と思えば直に起き、纔(わずか)に起きるとのめりまわり、又臥さんとす。 少しの間もしずかなこ... つづきを見る
補瀉兼施・薬煩・停藥 2021.09.15 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 補瀉兼施 下す所を誤りてゆるゆると治せば邪も閉じられて去らぬのみならず、血気精神ともに疲れ循衣(じゅんい)とて衣をひきはり、摸床(もしょう)と... つづきを見る
下後反痞・下後反嘔・奪液無汗 2021.09.14 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 下後反痞 疫邪、心胃にあれば痞満す。下せば皆止む。なれども今返て痞するは虚なり。其人、外の病にて不足の所あるべし。 下すほど痞えるは行... つづきを見る
用參宜忌有前利後害之不同 2021.09.13 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 用參宜忌有前利後害之不同 <参を用いる宜忌(ぎき)は利後の前に有て、害これ同じからず> 凡そ人参を忌むは裏証ばかりなり。邪の表及び半表... つづきを見る
自汗・盗汗・狂汗・発班 2021.09.11 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 自汗 自汗は発散にかかわらずして出る汗なり。伏邪、中に潰(つい)えて気通じて汗出、邪去らんとするなり。若し脉長洪にして数、身熱して大渇せば白虎... つづきを見る
蓄血 2021.09.10 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 蓄血 大小便の畜血は差別なく皆下(くだし)を失したるの過ちなり。邪毒久しく泄(も)れざる故に、熱、気血を搏ち敗りて紫血となり、腸胃に溢れ腐りて黒血と為... つづきを見る
注意逐邪勿拘結糞 2021.09.08 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 注意逐邪勿拘結糞 (意を注ぎて邪を逐い、結糞に拘ることなかれ) 温疫下すべきもの大概三十余ケ條なれども、其の内一々に証を尋ぬるに及... つづきを見る
因証数攻・病愈結存・下格 2021.09.07 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 因証数攻 下したる後、二三日か一二日、舌上復(ま)た胎刺を生ずるは邪の未だ盡きざるなり。 再び之を下して胎刺取れ切らずとも鋒芒(ほうぼ... つづきを見る
下後・脉浮、脉復沈、身反熱、脉反数 2021.08.20 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 下後脉浮 裏証、下して後、脉浮にして微数。身微熱し、神思も爽やかならぬこと有り。此は邪熱肌表にとどまり、裏には滞り無きなり。 汗なしとも白... つづきを見る
内雍不汗 2020.11.28 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 内雍不汗 伝変は色々なれども半表半裏と云うが、十に七八なる者なり。 表証の有るにひかれ、汗をせむるに解せず。 夫れ発汗の理は内より表へ達するものなり。 ... つづきを見る
急証急攻 2020.11.27 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 急証急攻 発熱すること二三日にて、舌に白胎、粉をつけたるほど厚くみゆる時は小柴胡を用ゆるに、昼頃は黄色になり、胸膈満痛、大渇、煩躁などを見(あらわ)す。 是... つづきを見る
伝変不常 2020.11.26 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 伝変不常 戦汗自汗より解するは、前に云し如くなれども、竟(つい)に少汗も無く胃に伝えて自汗そそぐが如く、或は渇強く白虎を用いて戦汗し解す有り。 胃気壅鬱して... つづきを見る
傷寒十勧 2020.11.20 1.傷寒 叢桂亭医事小言 原南陽(1753-1820) 巻の二 傷寒十勧 傷寒与他証不同、投薬一差生死立判。李子建傷寒十勧不可不知。 人家有病求医未至或無医者、若知此十勧、則不致有誤所益非軽。詳具于後。 <傷寒と他証は... つづきを見る