ブログ「鍼道 一の会」

3.太極陰陽の多面性・・・① 二分化・属性


さざんか・・・寒気盛んな時期に咲くことができるのは、陽気が盛んであるため

日常的に、陰陽を用いて事象を見る目を培うのが肝要

 
 
3.太極陰陽の多面性
 
 太極を立てるには、
 
 ①二分化・属性
 ②可分・相対性
 ③消長・盛衰
 ④平衡・循環
 ⑤転化・逆転
 ⑥互根・資生
 ⑦不離決      などの多面性を覚える必要がある。。
 
これらを意識内で単独もしくは重複しながら用い、さらに軸の定位も同時に意識して事象を認識する。
 
① 二分化 属性
 
対象を陰陽の相反する性質に分けて認識する方法で、性質が反対の事象をそれぞれ二つに分けて整理し、認識する方法とイメージしてもらうと理解しやすい。
 
具体的に例を列挙すると以下のようになる。
 
明暗に分けると、明るい日中は陽、暗い夜は陰。
 
男女を性器の性状で分けると、男性は凸で陽、女性は凹で陰。
 
場所の高低で分けると、上は陽、下は陰といった次第である。
 
 人体においては、体表を陽として陽経が走行し、体内は陰として陰経が走行する。
 
 臓腑においては、腑を陽とし、臓を陰とする。 などである。





 
一般的事象

…… 天 、昼 、男 、熱 、明、動的、遠心性、軽い、非物質 ・・・
…… 地 、夜 、女 、寒 、暗、静的、求心性、重い、物質  ・・・
 
人体の部位、性質

…… 上部 、表面、六腑 、背 、気 、興奮 、亢進 、動 ・・・
…… 下部 、内面、六臓 、腹 、血 、鎮静 、衰退 、静 ・・・
 


 簡単なことのようであるが、これらは基本中の基本なので、しっかりとよくイメージし、拡大解釈して日常のあらゆることに用い、意識の習慣化に努めると早く身につく。
 
 
 
 一の会 東洋医学講座
 

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